Designer's Diary

2017.12.28 ご挨拶

 

早いもので2017年もあと3日となりました。

 

東京でのクリスマスイベントも無事に終わり、関西へ帰ってまいりました。

 

ご挨拶が遅くなりましたが、大阪ルクアイーレでのイベントにお越しいただいた皆様、東京新宿伊勢丹でのイベントにお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

年の瀬の忙しい時期に、大阪でも東京でも本当に多くのお客様にご来店いただき、一緒にアクセサリーを選ばせていただき、お話もさせていただき、毎日があっという間に感じられる幸せな12月でした。

数あるアクセサリーブランドの中からSTRIを見つけていただける喜び、いつも楽しみに待っていてくださる皆様、応援してくださる、支えてくださる皆様の温かいお気持ちとその有難さ。

全てに感謝の気持ちでいっぱいで心が震えます。

ありがとうございました。

 

 

先日あるテレビ番組を見て、しばらく考えていました。

「憧れの職業を仕事にするか、自分にとって現実的な職業を仕事にするか」

自分の夢と仕事について考えさせられる内容でした。

 

私は有難くも好きなことを仕事にできています。

誰かに決められて就いた職業でもなく、やむを得ず進んだ道でもなく、

自分の意思で、自由に進みたい方角へ向かって選んだ仕事です。

ただ、その道へ歩みだせたのも、今もなお走り続けていられることも、全ては周りの人たちや環境があるからなのだと、そのことを決して忘れてはいけないのだと思いました。

 

好きなことが仕事であることは幸せなことです。

楽しいこと、嬉しいことも沢山あります。もちろんやりがいも。

でも、好きだからこそ割り切れないこと、諦められないこと、妥協できないことがあり、些細なことが不安や心配事をより大きいものにするような気がします。

時には好きなことが仕事でないことのほうが幸せなのかもしれない。

そんな風に思うことも正直あります。

好きを仕事にしてしまったことで「好きなこと」を失う覚悟とも常に隣り合わせです。

 

それでもやめられないと、やはりこの仕事が好きだと思えるのは、

STRIを愛してくださる皆様、応援してくださる皆様がいてくださるからなのです。

 

皆様の笑顔を見て、喜んでくださる心を見て、そしてやっと色々な積み重ねが私の中で喜びという形になっていきます。皆様が送ってくださるエールこそが一番の原動力となっていきます。

 

私ができること。

それは、そんな皆様に恩返しをすること。

STRIという私から生まれた大切なブランドと共に。

 

 

一つ一つ丁寧に、想いを込めて、愛のあるものづくりを。

時代に流されることなく、いつまでも愛されるブランドであり続けるということ。

現代の流れにのまれないように。そして、焦らずに信念を忘れないこと。

 

 

大切にしたいことです。

 

 

 

 

 

STRIがスタートしてもうすぐ4年が経ちます。

自分が夢みていた未来にはまだまだ到達なんてするはずもなく、むしろ現実は色々と難しいことのほうが多かったりで、正直今でもスタートラインにも立てていないのではないかと思うこともありますが、皆様のおかげでここまで走ってこられたこと、そしてようやくここまでこれたことに心より感謝いたします。

 

来年は、ブランドとしても自分としても次なるステージに向けて、しっかり地に足をつけて一歩一歩大切に力強く歩む一年にしていきたいと思います。

 

 

本年もご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。

来年もSTRIをどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

2017年12月28日  STRI 髙田温子